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ビキニcomブッダ@ブラジル

                                          BRASIL連邦共和国 Rio Grande do Norte州の海辺にて                                                  ビキニで暮らす仏教徒の『ゑん』な日々♪

なぜインド・タイ料理なのか  







地元紙・TRIBUNA DO NORTE に、うちのレストランが掲載された。
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記事のタイトルは

『湖のほとりにある
 東洋の台所のきずな』


とでも訳そうか。



記事の概要は、


ナタールから35kmの
ニシア・フロレスタ郡のアリトゥーバ湖のほとりにあるレストランゑんには
仏教の明るい哲学と自然との調和が存在する。

その絶妙なコンビネーションとともに
メニューではインド料理・タイ料理・日本料理などのバリエーションがあり、
仏道の落ち着きがある。

『ゑん』とは、まるい、という意味であり、
絆という意味であり、
人生のうちの出会いや別れや愛情友情
そして家族などのつながりを意味する。

縁とは、
人生においてのすべての事柄はただの偶然ではなく
必然的なつながりのあるものだ、と教えてくれる。

その屋号は
10年前にブラジルに移ってきた日本人家族に
とても合う言葉だ。

彼ら家族は日本からの派遣により、
最初はサンパウロのお寺で働いていた。
2年後、任を解かれたあと
仏教の僧侶であるレストランの大将は、
『新しい場所で仏教の教えを広めたい』と考えた。

その場所も、
より自然に近い土地を選びたかった。

ナタールに観光で訪れて
とても気に入りこの場所に移ってきた彼らのレストラン。
レストランゑんは、そんな店だ。




 以上、抜粋おわり。




ベランダ席から望む湖を
記事トップの写真に使ってくれとる。
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高僧であり学者であらせられる河波先生はつねづね、
『聖地はいずこも水辺にある』
とおっしゃった。

夫であり僧侶であるWelderが、河波先生に
布教の心得について、おたずねすると
こうお答えくださった。
「理論、理屈は駄目。心で話すこと」。

また、
「汗もかかなければならない」
とも、河波先生はおっしゃった。

布教だけに限らず
いろいろな物事に通ずるお言葉だ、と
オレは受け止めている。


毎日滝のような汗を流し作業をする。
机上の論では料理は完成しない。
日々の研究と努力にて、
まるまるとこころをこめた料理を創る。

そんなオレらの日々を、
この記事を書いてくれたライターは
よーーく汲んでくれとるので、うれしいのだ。



『法』は『人』を通じて伝播してゆくものであるが、
『人』が創る『料理』に仏道というスパイスが含まれているのが、
うちの料理だ。

『心技体』のなかの『心』をしっかりと封じ込めた一皿。
それがWelderの料理であり、
オレらチームのもてなしだ。



よく人からたずねわれる。
「なぜ日本食だけでなく、インドとタイ料理なのか?」と。

答えは、
インドもタイも仏教ゆかりの地であるからだ。

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美しい水をたたえた
アリトゥーバ湖のほとりで、
インドで発祥し、
タイを通り道とし、
日本にやってきた仏教を
まるごと乗せた料理を、
僧侶が提供できる素晴らしさ。


そう。
オレらは日本人というだけでなく
仏教徒なのだ。





(=ΦωΦ=)



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前菜からはじまる  







あしたの日曜日に
14名の予約をいただいとるレストランゑん。

前菜だけはあらかじめ決めてもろうとるのだが、
そのなかでメニューにない料理があるのだ。

にぎり寿司と巻き寿司。
一人前でよい、とのこと。

エントラーダでお寿司とは
珍妙でおもしろい!

しかし寿司一人前っちゅうたら
量がすくなすぎて、いささかさみしい。
みすぼらしいモノは出したくないが、
量が多すぎると
メイン料理のまえに満腹になってしまうので
塩梅がむずかしいなぁ、と
とても頭を悩ませた。


が。
こ〜んな感じで出そうかなぁ、と
ある程度は決まった。
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ところで、10月にメニューを改訂したのだが、
(デザイナーは Feline GroovyのSana嬢
そのなかに『エントラーダ(前菜)』という項目を
ばっちり設けたらば、これが好評なのだ。
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海老料理では、インドのマサラシュリンプ、
Massara Shrimp のコピー



タイのクーンチェーナンプラー。
Kun Tchee Nampra のコピー




チキンは、にっぽんの鶏の唐揚げ、
借り上げ



インドのチキンティッカ、
チキンティッカ



タイのガイヤーン、
Gai-Yaan のコピー



マトンのシークカバブはインド料理だ。
Seekh Kababu のコピー






レストランゑんから観える
この景色を眺めながらゆ〜っくりと食事をしてほしい。
DSC_0719 のコピー 2



先日は、マッチョな男性3人組がいらして、
前菜から始めてゆっくりゆっくりと3時間くらいかけて
食事を楽しんでくださった。

わがレストランには
男性だけのグループ客が多い気がする。
ブラジルの男性は
同性どうしで食事を楽しむ風潮を持つのかもしれんが、
日本では、男性グループで食事といえば
居酒屋かファミリーレストランか定食屋、っちゅう認識を
抱いとったオレにとって、
わがレストランでくつろいでくれる男性客はうれしい存在だ。

もちろん、メイン料理も、自慢の数々だ。
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エントラーダで
胃と心をじらしたあとに食すメインは
きっとものすご美味いはず。

さぁ、あしたの仕込み、がんばろう!
お客さん14人の胃と心をにっこりさせるために。




(=ΦωΦ=)


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ゑんの写真メニュー  






レゲエ友・sana嬢にすがりつくように頼んだ
レストランゑんのメニュー。

時差を乗りこえ、
(sana嬢の作業は毎日深夜にまで及んだ)
言語を乗りこえ、
(大学時代にスペイン語を学んだことがあったsanaは
 ポルトガル語の読解能力も秀逸だった)
美しい写真メニューが、完成した。



細かい打ち合わせと頻度の高いやりとり、
ほんとうにほんとうにsanaはよくやってくれた
(まだ文字メニューは、まっ最中なのだが)。






オレはオレで労働の合間や、
移動の最中もパソコンを携帯電話につないで
テザリングにてのやりとりをよくがんばったと思う。
掲載写真はすべてオレが撮ったものだ。

美味い料理を、美味そうなまま愛情こめて撮ったオレ。
その美味さと愛情をそのまま表現してくれたsana。
プロフェッショナルのちからを改めて知ったぞ。




納めてもらった作品をペンドライブに入れて
印刷所に持ってゆく。
万が一、印刷できない、とか
データが読み込めない場合にそなえて、
sanaは深夜なのにオレが印刷所にいく時間、
起きて待機してくれとった。

案の定、というか、やはりブラジル、というか、
持ち込んだHDからデータが読み込めんかった凹
日本時間の深夜2時、sanaに連絡すると、
印刷所にダウンロード用サイトを直接メールしてくれた。



日本から届いた日本語のメールに大はしゃぎするお姉ちゃん。
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ダウンロードしたデータをみて、
きらきら目を輝かせておった。
「これを創った日本人は誰なの?」って。



デザイナー・sanaのサイトは、
Feline Groovy(←リンクありクリック)

サイトをのぞくと彼女の作品を見ることができる。
まるで美術館。
一点一点のフライヤー作品を
鑑賞するのがとても楽しい。

時差をこえ言語をこえ作品をこしらえてくれるsana。
Web用バナーやブログデザインなども
請け負ってくれるぞ。




完成したメニューを大事に抱えて帰宅。
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 ちびも感動した!

 「かっこいいでちゅねっ♪」







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壁紙は黄色系がものすご美味しそうに見えるのだが、
わがレストランのテーブルは黄味の強いブラウンなので
メニューを映えさせるために片面ホワイト調のも創ってもろうた。
表ホワイトバージョン





ファビオも大喜びで「かっこいい!」を連発。
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マテリアルはそろった。
あとは真髄の披露のみ!





(=ΦωΦ=)



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メニューに焼きそばを…  








静かなる開店にむけて、
あたまを悩ませているのは、
メニューの内容についてだ。


ほぼ、カレー屋、として開けるつもりだが、
カレーの種類もさることながら、
焼きそばを出すかどうかを悩んでいる。
否、悩んでいた。


焼きそばは、ここいら集落のみなにも認知度が高く、
そして、みーーんなみんな大好物なんよ。
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ファビオたちの昼メシにもしょっちゅう焼きそばを出しとる。
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山奥の親友・まりんこも
「やきそばは出さなあかんで」と推してくれとる。




そして、NATAL近郊にも焼きそばを出す店や屋台は存在するが、
どこよりも誰の作る焼きそばよりも、
夫・Welderのこしらえる焼きそばは美味い!
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 こないだ遊びにきてくれたウーゴやパトリシアたちも
 美味い、ゆうて、たーーくさん食べてくれた。




焼きそば、というメニューは、
この店への入りやすい入口となってくれることやろう。

仮に2人連れのお客さんが来てくれたとする。
2品注文することになるだろう。

ひとつは、よく知っている献立である焼きそばを頼む。
もう1品は、初めて食べる、インドやタイ、あるいは日本のカレーを注文してくれる。

やきそばはもちろん、カレーの美味さに目覚めてくれる。

つぎからはカレー目当てに訪れてくれる。



 すんばらしい目論みではないか❤️











 ば っ て ん !







だがしかし。ばってん。








 オレらは焼きそば屋になりたくないのだ!










仮にもし、
カレーよりもやっぱり焼きそばが美味い、
っちゅう感想をいだかれるとする。

それはそれで、ものすごい喜びとなるであろうが、



やっぱりオレらは、

仏教の僧侶が作る
インド・タイ料理屋


 で、ありたいのだ。






というわけで、苦肉の策を打ち出したぞ。
























 タイ風やきそば!


DSC_0035 のコピー





もやしが手に入りにくいので、
もやし抜きで提供する。
やけん、『パッタイ』を名乗るには
語弊があるかもしれんが、味には自信がある。


パッタイ(タイ風やきそば)だ。
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 麺は正式に米の平麺を使う。
 ニラも畑で育ちよる。





どうだ!?
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「日本の焼きそばのほうが好きやけど、
 タイ風のも好き」と
 ファビオはゆうた。

っちゅうわけで、


ハッタリパッタイ、行くぜ!






(=ΦωΦ=)


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レストランゑんの前菜メニュー  






人間の体は食べ物で出来ている。

もともとの体質や運動、心のありようなど、
さまざまな要素が複合して、人間の肉体を形成しているのだが、
そのなかでも、口に入れるものの重要性は高いだろう。



レストランゑんでは、化学調味料を使わない料理を提供する。
体を思いやる、という観点からはもちろんのこと、
ケミカルを使わないほうがより美味い料理が完成することを知ったからだ。


一週間の仕事を終え、さあ今から晩餐だぞ、っちゅうときに
食前酒のすぐあとにわくわくを高めてくれる前菜メニューをば。





ヤムウンセン。
ヤムウンセン のコピー 3



トートマンプラー。
トートマンプラー1 のコピー




タコのセビッチェ。
タコのセビッチェ のコピー




揚げ春巻き。
揚げ春巻き のコピー 2



生春巻き。
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ソムタム(ゑんファームで実った青パパイヤのサラダ)。
そむ



牛のたたき。
うし


さあ。今夜は何から始めようかな。

一週間おつかれさまでした、と、
よくがんばってくれた体をよろこばせよう。




(=ΦωΦ=)


ココナッツエンジェル
 プロポリス

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