ビキニcomブッダ@ブラジル

                                          BRASIL連邦共和国 Rio Grande do Norte州の海辺にて                                                  ビキニで暮らす仏教徒の『ゑん』な日々♪

アフリカからきた筏  







ある日。
いつものように浣腸の、じゃなくて、干潮のときに
食料を探しながら岩礁のうえを歩いていたら・・・




カッコいいイカダを発見!
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きっと、この海のむこうがわ、
母なるアフリカから流れ着いたのだろう。







 持って帰ろうとしたが、とても重くて
 押せども引けども、びくともせんかった。




数週間後。

そのイカダが岩礁を乗りこえ、
砂浜(野原状態になっとるが満潮時は海に浸かる)に漂着しとるのを発見!

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ふたたび拾って帰ろうとしたが、
重さは変わらず凹



よし。カナブン号で迎えにこよう♬




夫・Welderがちょちょいのちょいでロープをひっかけた。




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しゅっぱ〜〜つ、しんこ〜〜!

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まずは、砂浜を脱出。







公道に出ると、集落の仲間たちが声をかけてくれる。



「だいじょうぶか〜? 手伝おっかぁ?」と。




上機嫌なオレら。るんるんだ♬







さぁ、家まであと30秒だぞ。






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ちょっとこわれたけど、無事到着!



門に立てかけてメニューの黒板をかけよっか、とか
いろいろな使い道を思案するのが楽しい。






さて。ちょっと仏教の話。
なかなか離れられない感情のひとつに『執着』というものがある。


お釈迦さまは
「イカダは川を渡るもの。
 渡りおわったら捨てなさい」とおっしゃった。

この意は、
用がすんだらとっとと捨てろ、ではなく、
目的に達するための手段であるイカダに執着するな 
の意。

今のご時世、断捨離とかゆうて、なんでもかんでも捨てる風潮が蔓延しとるが、
それは大きなまちがいだ。
と、申し添えく。




オレらはいま
五感と理性の世界に生きている。
音楽を楽しみ、
酒を楽しみ、読書を楽しみ、
花の香りを楽しみ、
猫をなでてそのやわらかさやさしさを楽しむ。

しかし五感と理性の楽しみだけに執着していると、
のちのち苦しむことになる。
なぜなら、その楽しみはつづかないから。
無常なのだ。

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健康をねがい健康な体を手に入れたとしても、
いつまでも健康ではいられない。
富をねがい富を手に入れたとしても、
富をたもつために苦労する。


いのちの器の体は、いつかほろびる。
富をふやしても、
ブッダになるためには、硬貨は一枚も必要ない。



自分がいま大切だと思っていることは、 
ちっとも頼りにならない。

執着を捨てたときに手に入るもの。
それが真実であり真理かもしれん。





(=ΦωΦ=)




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戒律をこえる碧い海の話  






ふたりの修行僧が旅をしていた。
大きな川を渡ろうとしていたらば
川を渡れずに困っている娘さんがおった。

すぐさま、1人の僧は彼女を抱きかかえ、その川を渡った。
向こう岸で女性は、その僧に感謝の言葉を述べ、去っていった。




何日かして、もう1人の僧が、こう口を開く。

「ずっと考えていたが、
 お前があの川で女性を抱いて運んだことは、
 僧侶としての戒をやぶったことになるんじゃねーか?」

雲水には『女性に触れてはならぬ』という戒がたしかにあった。



娘さんを抱えて川を渡してやった僧は、こう答えた。




「確かに女性を抱いて川を渡った。
 そして川を渡った後で
 俺は彼女をそこに置いてきた。
 しかしお前はまだあの娘を抱いておるんだなぁ」。
  




戒律にとらわれた僧は、不自由で苦しい。
形式に信念がぐるぐるに縛られておる。

娘さんを抱いて川をわたった僧は、自由だなあ。
信念が形式を超えて働いているではないか!






さて。
オレの観たい映画を、うどん県に暮らす友人・良太が
観に行ったようだ。
「ポップコーンほおばりながら観れる映画じゃなかった」と。
だろうな。



原作・遠藤周作の『沈黙』。







オレがこの小説を読んだのは十代後半やった。

遠藤周作作品で最初に読んだのが『海と毒薬』。
舞台が、オレの父の出身校・九州大学、っちゅうことも重なり、
内容にもますます大きなショックを受けた。

その次に読んだ、この『沈黙』にも大衝撃を受けた。

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いまでもくっきりと思い出せる。
ぜったいに忘れることのできん小説。




マーティン・スコセッシが監督やし、
素晴らしい作品になっとることやろう。
あの小説のかなめであるキチジロウ役が、
窪塚洋介っちゅうのも最高だ。


踏み絵を踏んだカトリック宣教師。
キリスト教徒が踏み絵を踏めば棄教である。
しかし宣教師は踏み絵を踏んだ。

なぜか?!


信徒を救うために。



愛=慈悲は
形式の中にあるのではなく
形式から生まれ
形式を超えて働き出す。







『沈黙』の舞台のとなる長崎は島原は、
海がそれはそれは美しく、麺の美味い地域である。

いただきものの
とっておきの島原うどんを
うめーうめー、と、ありがたくいただいたオレら家族。

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出津文化村にある『沈黙の碑』には、
遠藤周作が残した言葉が刻まれている。

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『人間がこんなに哀しいのに
 主よ、海があまりに碧いのです』。



うちのまえの海も今日もとても碧い。




(=ΦωΦ=)


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春よ立て!  







立春だ。
春が立つ っちゅう字面をみると、
サカってもいいでちゅか!?💞 と、わくわくする。

売春、とか、買春、とか、春画、とかをまず思い浮かべ
ピンク色が脳内を飛び回り、
ワクワクもんもんドキドキする。


こないだは、そこいらの海で捕れた魚・サワラにありつけ、
ごきげんなオレ。
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 サワラは、 と書くもんなぁ。
 春のお魚なのだろうか。






もうすっかり廃れたであろうが、
オレにとっての日本時間は8年前で止まっておるので、
いつもどおり、恵方巻きにも食らいついたオレ。


春が立つんやけん、セクシーをイメージして、
太くて黒いもんをほおばればエッチな写真が撮れとるはず・・・
なのだが、
娘が20枚くらいシャッターをきった写真は
どれもこれも鬼の形相をしたオレであった凹








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IMG_8317 のコピー

 くそーーーー。






ころんでもタダでは起きぬぞ、とばかりに、
インスタグラムにこの写真を投稿したら・・・





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オレが大ファンである、俳優でありラッパーの
アンドレ・ハミロ様の目にとまったようである凹凹凹

彼がいつのころからか
オレをフォローしてくださっとることを
すっかり失念しておった。嗚呼。。なんてバカなんだオレ。







日本のかたがたは、豆まきをしたんやろうな。
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今夜わが家は、東北ブラジルの郷土作物である
みどり豆(Feijão verde)を
神妙な気持ちでいただこうと思う。
日本でそろそろほころびかけた花たちを想いながら。。。





『春風にほころびにけり桃の花
 枝葉にわたる疑いもなし』
     (道元禅師)





『桃っちゅうのは疑いようもなく澄んでおるなぁ、
 無邪気で純粋でなんと素直なことか』ってな意かな。

桃のように無垢でありたいものである。

無垢、とは仏教では、
煩悩・欲望・執着にまみれておらず清浄な心であることをさす。




(=ΦωΦ=)


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生きてることも奇跡だ  





数日前に起こった、近所の刑務所での暴動。
まだまだ騒ぎは続いていて、脱獄者も出た模様。
市街地ではバスが燃やされ軍隊が出動し、大騒ぎになっとる。

そんななか、いただいたコメントについて、
だいぶん思うことがあるので、ブログ記事にさせていただく。



貴女が歩いてる道

 "金"玉ゆきゑ様

ブラジルに長く住むと必ず起こる事…
ブラジルでは一生を事故(色々な不幸)が無く終る家族は居ない…
お金が有って…も…無くっても…
人生が上手く行けば往くほど事故確率が高く成る…
ブラジルは黒魔術 『マクンバ』の国
(世界一の妬みの国…世界一の悪人の住む国…人が良さそうなのは表面だけ)…
…選んで…住んでる場所が悪い❗
南米…ブラジル…ノルデステ…ナタールの郊外…
何もかも条件が揃ってる…
事故が起こらない方が…奇跡です…!

ブラジルに渡って…五十○年…●●より






このかたは、よほどひどいめに遭われたのだろう。
そしてそのひどい目にあった要因のひとつとして、
『ブラジル』を挙げとるのだろう。

ブラジルを大嫌いになったのにブラジルに暮らしつづけねばならん、
っちゅうことは、とても気の毒なことだ。
それが解るからこそオレは、
ブラジルをきらいになりたくない、と強く願っておる。

サンパウロに暮らしとるときオレは、
たくさんの日本移民やそのご子息である二世・三世のかたと知り合うことができ、
さまざまな不幸な体験・辛苦をなめた話を聞かせてもろうたが、
そのなかでもとくに印象に残っとる不幸な話は、
仕事の帰りに(家族でお店を経営しておられた)
売上金を狙った強盗に襲われ、
目の前で息子さんを射殺されたご夫婦の体験だ。

このご夫婦はおどろくほど優しいかたたちだった。
オレら家族は彼らにとてもやさしい心遣いをたくさんいただいた。
たいへんな不幸に遭遇されながら、
傷ついたこころを閉ざすことなく開いておられたご夫婦。
オレら家族がぎりぎりでつぶれそうなしんどさを抱えとったときに
かけてもらえたやさしさを忘れない。




さて。
サンパウロからここナタールの郊外に移ってきたオレだが、
サンパウロよりここが物騒だとは欠片も感じない。
むしろサンパウロで暮らしていた
ファベイラ・イラクのBrasilândiaのほうがよほど不穏な土地やった。

だからといって、今ここでの田舎の暮らしを
なめてかかっとるわけではない。
甘い考えでのらりくらりと油断しとるわけではなく、
つねに用心して日々緊張しておる。

この家に強盗が入って家族に危害が及んだらば、
この家に住み続けることが精神的に不可能になるだろうと
想像しているので、
そうならないために、強盗に入られないために、
できうる限りの備えをする。
鍵をかけて戸締まりをする・番犬を飼う・
塀の上に割れたガラスを埋め込む、などだ。

そこまでの備えをしたうえで強盗に入られたらあきらめがつく、
などとは言わないが、
人のせいや国のせいにして
ただただ厭世的悲観に陥ることを
できうるかぎり避けたいからだ。


病気になったのは○○のせい・
病気が治らなかったのは医者のせい、
っちゅうような考えにゆきつくと、
自分が不幸になるだけだ。

『世界一の悪人の住む国・ブラジル、
 人が良さそうなのは表面だけ』。

これほどまでの憎悪を抱いとる国に暮らすのは
どれだけつらかろうか、と想う。
ならばよその国で暮らせばいい、などとは言えない。
転地できない事情がある人だっておるのだ。
現にオレら家族だって
日本に暮らしたいと望んだとしてもとても引っ越せない。
ここに暮らすしかないのだ。


『奇跡』といえば、
オレは毎日生きとることこそに奇跡を感じている。

毎朝おぎゃーと産まれて
毎晩「ん。きょうもよう生きさせてもろた、ありがたい」と
枕にどさっと頭をのっけとる。
毎日朝晩、阿吽。

このように感じることができることをとても幸福だと思うとる。
このように感じることができるオレはとても運がいいと思う。

そして、
このような思いを抱くことができたのは、
ほかでもないここブラジルという国に暮らすようになってからだ。

ブラジルのおかげさまで、本当の笑顔をもろうとる。





最後に、
やさしくあろう清浄なこころでいよう強くならねば、
と思うときにオレが念じる言葉を。



この泥があればこそ咲け蓮の花

     田中木叉上人




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何処に暮らそうがわるいことは起こりうる。
一見犯罪率の低そうな日本にも悪は蔓延っとる。
清潔に整えられた庭の中だからといって
美しい花が咲くとは限らない。


仏教の象徴でありインドの国花である蓮の花は
汚泥の中から美しく咲く。




(=ΦωΦ=)


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ごちそうさま  






クリスマスといえば、日本では24日の前夜がピークで、
家族や恋人でごちそうを食べたり、
パーティーにてみんなで祝ったりすることが多く、
キリストの誕生日の25日には、ケーキの値段が半額になるぐらい
軽んじられとるが、
ブラジルでのクリスマスは、
日付が25日に変わる時刻、
夜中の0時にようやくシャンパンを開けごちそうを食べ始める風習だ。


いままでは、子豚を焼いたり鶏を焼いたりしよった金℠玉ファミリー。
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今年は集落の友人が、クリスマスをいっしょに祝おう、と
誘ってくれとる。
数ヶ月前から飼い始めた2匹のヤギが大きくなったのでつぶして焼くのだ。

サンパウロに暮らしとったときやったらオレは、
わーいわーい、と小躍りして友人宅を訪ねただろうが、
そのヤギは子どものころからオレもよく知っとるヤギで、
ヘタレなことにそのヤギを絞めて調理して食べる、という
一連の事柄に加わることができん、っちゅう弱気が発生しとる。

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生理的に肉食できなくなった娘に続いて、
オレも肉食できなくなるようになるのか!? っちゅうと
そうはならない気がするのだが、
このド田舎の環境はあまりにも動物が身近にいすぎて、
殺生がつらいのだ。

自分が手をくださないだけで人様が手をくだしてころした肉は食べるくせに、
と、自分をいさめているのだが、
どうも、いまはそのあたりについての気持ちがくじけている。







食前作法の『いただきます』の意味をご存知のかたは多かろうが、
『ごちそうさま』を知っているかたは少ないのではなかろうか。


「ごちそうさま」は、
命をいただくことに手をつくした人々への
感謝のことば。

育てたひと・捌いたひと・
小売りしたひと・作ったひとたちへの
感謝の言葉。





さあて。どげんしよっかなクリスマス。

大きいお魚を丸焼きにして、
猫や犬をふくめた家族全員でお祝いしよっかなーーーー。

今からサンタさんに連れられて市場に行ってこよう。
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Feliz Natal🌴




(=ΦωΦ=)


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