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ビキニcomブッダ@ブラジル

                                          BRASIL連邦共和国 Rio Grande do Norte州の海辺にて                                                  ビキニで暮らす仏教徒の『ゑん』な日々♪

四十九と四苦八苦  




日本からブラジルに帰ってきてはや3週間。
帰宅後さいしょの土曜日にレストランを営業し
最後のお客さんを見送ったあと
急に体調が急降下して月曜日まで起き上がれんやったんよ。

病院の見立ては肺炎やったのだが、
ブラジル公立病院の特徴として、患者のカルテはその日だけの存在。
翌日来院すればまた新たにカルテ作り直し。
患者のデータも治療の履歴も一切残っとらんの‼️
毎日毎日レントゲンと血液検査の結果をみたあと
対症療法的に朝から晩まで点滴をして帰宅。
翌朝またその繰り返し・・・を何日つづけたことか。

そんなこんなで七転八倒しつつも、
なんとか今週に入って通常の日常生活を営むことができるようになった。
枝切りができるようになったのだ。
米もとげん、洗濯物も干せんやったんやから、大快復である。

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まだ階段をのぼるとゼイゼイするのだが、
日本への里帰りのことがなにひとつ処理できてない脳内のまま
おととい・きのうは、
かねてからWelderと計画していた小さなデートに出かけた。


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オレお誕生日おめでとう旅行。
49才。
誕生日当日は四苦八苦して七転八倒しとったから
数日遅れのお祝い。
この小旅行から帰ってきて、やっと一区切りついた気がする。

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今回の病苦を終えて、わかったことがある。
この闘病ごと、この闘病がおわるまでが、今回の日本帰省だったのだ、と。
なんて遠くなんて長い道のりやったんやろう。
そして、今回は治る病で本当によかったのだが、
人はかならず四苦八苦し、やがてこの世界から移る。
そのことを改めて、こころして知り、
おじけず、四苦八苦ごと阿弥陀如来さまのこの世界を識ること、
生きているうちに宇宙の真理に触れること、
これがオレの生きているあいだの
ひとつの重要な目標であることをわかった。






(=ΦωΦ=)



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測れない。量りしれない。  




毎年この時期になると胸がざわざわする。
広島に原爆が投下され、長崎に原爆が投下され、
そして、ポツダム宣言の受諾。終戦。

ざわざわするのは、
あまりにも人間がわすれっぽいからだ。
われわれ日本人は
『あやまちは繰り返しませぬから』と
74年前に広島原爆ドーム前に刻んだのだ。
なのにそれをうっかり忘れそうになっとる自分がおる。


山本空外上人は広島で被爆されて、
その後、哲学を学ぶためにドイツに留学され
20世紀最大の哲学者といわれている
マルティン・ハイデッカーについて学ばれた。

原子爆弾投下という光景をまのあたりにされた空外上人は、
人間とはいったい、どのような存在なのだ。
人間はいったい、これからどうしていけばいいのだ。
ということを永遠の課題になさったのだと思う。
人間形成というものを大切になさり、
いろいろな現象を
各々性(おのおのせい)、その人にしかできないことがある、
それらをあらわしていきましょう。
ということを強調なさった。


ハイディカーは、人類の危機、と、警告していたこと、
それは、『計量的思考』。
計算によってしかものを考える事が出来ない人間、
ものごとを計量的にしか見ない視点、
こういう思考が蔓延していくことについて、
ハイディカーは、「原子爆弾よりおそろしい」と。

もうひとつ、ハイデッカーは、
ふるさとを無くした人間・ふるさとをわすれた人間、についても危惧していた。
どこに帰っていっていいかわからない、
どういうことを理想にして生きればいいかわからない、
そういう人々の形成する社会は、危うい。
そのような故郷をなくした人間が増え続けてはいまいか。

過去の民族は、理想的人間というものをかつては持っていたように思う。
日本では武士道があり、西洋では騎士道があった。
こういう人間になりましょう、という理想を人間はもっていたが、
現在の人間の多くはそれらを持たずに
ただ計量的思考になってしまった。

ハイデッカーの、警鐘、警告にかかわらず、
現在もそれらの人間は増え続けている。


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計量的思考。
計算するということ。
経済、相手との競争、
そのようなことも生きていくうえである程度は必要ではあるが、
計測できないものごとは、在る。

あみだぶつ = 計量できない光を尊ぶ。
阿弥陀仏と、尊いかたを思うとき
その心が仏となる。
はかりしれない。無量。

計測できないことがら、理解できないことは、
軍事力と経済力で押さえつける現在の自称・先進国のやりかた、
そんなやりかたオレはスカン。
目に見えないもの測れないものは、
存在しないと同じだ、とする主観で世界をみる人間が増えることは
平和からとおくとおく離れるばかりでなく、
帰るところすらなくしてしまうのではなかろうか。







各々性(おのおのせい)を生きようではないか。
じぶんにしかやれないことがある、
日本人には日本人の得意なことがある。
自分の基準で測って、他者に、あるいは他国に、
強制してはならないことがある。

そして、つぐなわなければならない罪がある。
まもらなければならない約束がある。
どちらも、どれくらい、とは計測できぬ内容だ。




(=ΦωΦ=)




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極右の大統領の政策は  





極右のボルソナーロが大統領になってから
懸念はしていたことだが、
ついにわるい政策が始まった。

まずはみせしめのように、
教育省は3校での予算カットを発表した。


わかりやすく日本語で書いとる
ペケママのブログリンクを貼っとく。
大統領VS大学
大統領VS大学2







予算カット理由についての内容を抜粋すると、

『教育相は予算削減の理由として 
 政治的な集会を開いた、
 特定政党の支持を行った、
 学生による不適切な行為があった 
  という3点を挙げています。』

  だとよ。



言論と思想は自由ではないのか!?
それを奪おうとする政策に手をつけるのは、
どこぞの国でもやりたがっとることやな。




あれよあれよ、というまに、
わが娘・うたが修学しとるUFRN大学でも、
30%の資金カットが決まってしもうた!
哲学科や社会科への予算削減を遂行するげな。
それプラス、
うたのような奨学金をうけとる貧乏学生への
援助はまっさきに切られるであろう。






教育を、とくに哲学・文系の教育をやらせまい、
とする政策は、
どこぞの国でもやろうとしとることではないか。

その目的するところは『考える者をなくすこと』。
やわらかい脳みそで輝く広い瞳をもつ若者の目をくらまし
考える力を奪うことにより、
ある種の人間の思うままの社会を構築する。
そんな社会、オレはいやだ。

たてまえとしては
『医学や工学など
 社会にとって即戦力になり還元される分野に
 予算を集中するためだ』
としておるが、
うたがたずさわる生物医学分野の予算カットは薦められるようだ。
うたが研究しとるのはナノ分子なので
ガン治療の先端をゆくはずだが、
ガン治療の研究は進まなくてよい、っちゅうことか!?



オレの政治思想は、かなり左寄りだが、
なにも永遠に左の世の中でいるのを良し、とは考えていない。
社会はバランスよく、というか、
ずっとずっと右が占めていては良くない、と思うんよ。

オレの理想は、極端にいえば、
社会主義、共産主義であるが、
それらがうまく機能する社会の形成がとてもむずかしいことも解っている。
しかし資本主義が極端に走りすぎることには強い危惧を抱いていて、
いまのブラジルや日本の政権にはつよい反発を感じている。
経済の発展、経済第一、の社会では、
かならずしわよせは弱者にくる。
自分の身は自分で守れない弱い者は、野たれ死ねばよし、
っちゅうような社会をオレは忌むのだ。



15日の水曜日には
ブラジル全土で大規模なBolsonaro政府反対デモがおこなわれる。


それに先立ち先週水曜にも、ブラジル全土にて、
ここNATALのうたの大学・UFRNの学生たちも
市街の大通りをデモ行進した。


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うたは大統領のこれらの政策大反対のデモに参加したがったが、
これまたブラジルの法により
外国人が政治的デモに参加すると逮捕される可能性があり
首都ブラジリアに暮らす友人もそのことを心配していた。
逮捕されれば強制送還となる見込みもあることから、
うたにも参加を見合わせさせた。


とはいえ、オレの子やけん、
次回のデモには
こっそり参加しちまうかもしれん。

そうなって逮捕されたあかつきには、
オレも夫・Welderも
日本に強制送還される、っちゅうわけたい。
それはそれで、受けて立とう、と覚悟はしておる。

有色人種、女性、同性愛者を蔑視する大統領の
今後の政策を注視し、
ピースフルな有志あるブラジル人たちの勇姿を応援したい。




(=ΦωΦ=)



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これぞ現世利益  





朝起きてから夜ねるまでが、あっ、ちゅうまに過ぎる。

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〜〜〜5時の図〜〜〜



だいたい朝は5時に起きるのだが、
就寝時刻はだいたい20時やけん
一般基準的には早すぎる時刻なのだが
特にこのごろは、いちにちがびゅんびゅん終わってしまう。

このごろは洗濯機が壊れとるので、
朝最初の作業が、ばあさんは川へ洗濯へ〜♪ なのだ。
あさ起きてすぐにシャワーする際に
洗濯物を持ち込んで自分の身体を洗う前にごしごし洗いよる。

絹とか下着とか以外の手作業の洗濯げな
いままでろくにしたことなかったけん
その大変さは日々やってみて初めて知ることとなった。
肉体労働、と言えることが解った。

シャワー室で全裸で洗うのだが、汗びっしょりになる。
腕もだるいし手のひらも厚ぼったく痛くなる。
なによりおおごとなのが『しぼり作業』だと知る。
ばってん、日々つづけていると、ものすごく楽しくなってきた。
きのうより今日、きっと今日より明日のほうが上手になるぞ、
と想うので、手作業洗濯が楽しみですらある。

いっしょけんめいしぼっても
まだ水滴がしたたる洗いたての布たちを
朝日のなかで干すときのしあわせ。
これぞ、現世利益。

弁栄聖者は『洗濯をすると手もきれいになる』と仰有ったが、
洗濯をするとオレのこころもきれいに晴れる。
実際、手で洗うと衣類やタオルは、
ものすごくきれいになる気がして爽快だ。
不便のなかで、機械の便利さを知り、
あたりまえであった事柄は、
自分が一所懸命やらねば成り立たない事柄と知る。


洗濯機だけでなく、昨今のうちがたは、
壊れる物だらけだ。
修理がほどこせないのは、いま極端な極貧状態であるからだが、
物に頼った生活がどれだけ便利で、物にどれだけ助けられとるか、
っちゅうことをひしひしと感じとる。

気づかせてもろうてよかったな、と思う。
そして元気に動くんがあたりまえ、と思うとったわが身体にも
感謝の念を抱いとる。



今日は危険な場所の枝切りをした。
細心の用心をしての作業だが、
やはり少々ケガをした。
自分の身体に『すまん』と詫び
『ありがとう』と酒を飲んでねぎらって眠る。



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〜〜〜17時の図〜〜〜



ここんとこ毎日、
胸をはって『ようがんばった。ありがとう』と
わが身体にお礼を言うて
枕にあたまをのせることができとる。
ケガや病気はあるけれど、苦はない。
うれしい。




(=ΦωΦ=)




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おのおのよろしく覚醒すべし  





心臓に毛がはえとる、とか、
殺しても死にそうにない、っちゅうような褒め言葉を
よくいただく。(褒め言葉よね?)

そんな輝かしきオレの心臓が
値を上げた、じゃなくて、値が上がるならよかばってん、
音を上げたんよ。

結果から言うと、急を要する事態ではなくて、
服薬で治療となり、安心したのだが、
途中経過では緊迫したものもあった。


心臓は幼少期に手術をしているので、
その後遺症というか、人より弱っているので、
薬を飲んで治療、
ということになった。

これで、大義名分ができた。
思う存分
労働をなまけダラダラできよう♪ というもんだ。




そんなこんながあり、
オレさまの毛むくじゃらの心臓のほうが一段落し、
今週末はきよちゃんが
僧侶の仕事で江戸入り、じゃなくて、
サンパウロに参ることになった。
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サンパウロの友人・美恵子さんからの依頼で、
ご主人の三十三回忌の法要。

美恵子さんは、わが民宿・ゑんにも泊まりに来てくださった
サンパウロ在住の一世で70代後半の女性である。
亡くなったご主人のご享年が四十八才。
今のオレと同じ年齢。

ご主人が亡くなったあと幼な子をかかえて残された
美恵子さんの三十三年間を想う。
万感。
なにがあるか解らないのがこの有限の人生。



急がねば日がくるる、
あせると足が地につかぬ。
  (弁栄聖者)



  



もっと本気にならねば! 
有限の時間のなかで
無限というぜったいを識りたいんやもんオレ。




朝の偈文・警悟偈(きょうがくげ)を。

 謹白大衆 つつしんで大衆に申す
 生死事大 しょうじじだい
 無常迅速 むじょうじんそく
 各宜覚醒 おのおのよろしく覚醒すべし
 慎勿放逸 つつしんで放逸(ほういつ)なかれ


生き死には重要。
時間はあっというまに過ぎる。
それぞれしかと目をさませ。
くだらんことにうつつをぬかしとるひまはない。

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目を覚ます場所・ことがらは、
おのおのでちがうと思う。

オレにとっては、この信仰で得たいものがある。
あなたの探しものは
あなただけが見つけることができる。






(=ΦωΦ=)



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