ビキニcomブッダ@ブラジル

                                          BRASIL連邦共和国 Rio Grande do Norte州の海辺にて                                                  ビキニで暮らす仏教徒の『ゑん』な日々♪

信仰をからかってはならない  




フランスのシャルリー・エブド社襲撃事件。
小さな出版社であるが、出版されとる風刺漫画は、辛口なことで有名であった。
宗教に関する辛辣なものも多く、
とくにイスラム教については激しい非難をこめた内容が満載だった。

ムハンマドを蔑む風刺画はたびたび掲載され、
数年前からイスラム教徒の反発を招いて世界各国で抗議デモに発展しており、
フランス国内でも、そのひどい侮辱的表現を批判する向きは強まる一方だった。
ムハンマドの首を切る風刺画や、オールヌードのムハンマドを描くのだ。
2012年には、フランス政府が自粛要請をした。
にもかかわらず、事件当日の発売紙にはさらに過激なイラストが載せられていた。

事件後は世界中にさまざまな波紋が広がっており、
数々の意見がたくさんの場所から、たくさんの人の心から発せられとる。

オレも事件と、その後の世界について、
(各種の茶番も各地で開催されとるようだ)
いろいろもやもやと考えていたのだが、
きのう、オレの気持ちにいちばん添うている考えをおっしゃったかたがいた。
バチカンのフランシスコ法王だ。


パパ・フランシスコは、インタビューに、
「まず、いかなる暴力も認めない」
「自らの宗教の名の下に戦争を起こしたり殺してはならない」としたうえで、
こう答えた。

「もしあなたが私の母のことをののしったら、ぼくがあなたを殴るのは当然のことだ。
 ほかの人の信仰や大切にしていることを侮辱してはならない。
 信仰をからかってはならない」と。

にっこり笑ってインタビュアーを殴るゼスチャーもなさったとのこと。






事件後、世界中で、
出版物の言論や表現についての自由の権利をかかげ、
この出版社に味方する風が強く吹いておる。
しかしオレはそれに味方しない。

この社は、さまざまな宗教風刺をネタにしてきたが、
イエスキリストを嘲笑いのネタにしたことはなく、
ブッダをこてんぱんにやっつけたこともないのだ。
イスラム教に限り
教祖であるムハンマドを槍玉にあげておるのだ。

これは一種の弱いものいじめではないか?!
風刺がかっこいいのは、
強きにむかって、つぶてを投げつけるからだ。
その点においては、
原発事故を解決しとらんくせに
東京オリンピックを誘致した日本に対して
痛烈な皮肉を描いてみせたこの出版社を
オレは痛快に感じた。

ばってん、弱いものいじめはいかん。


このいじめにより、
どれだけイスラム教徒が傷ついてきたかを想うと
オレごときですら胸が痛い。



もう1度、パパ・フランシスコの言葉を載せる。

ほかの人の信仰や大切にしていることを侮辱してはならない。
信仰をからかってはならない。


まったくその通りだとオレは思う。

P1290282_20150117071804cc7.jpg



さぁて。
同胞の代表である総理大臣は、この事件についてどう思うとるかいな・・・

安倍晋三は
「言論の自由、報道の自由に対するテロを断じて許さない」と述べたげな。

ちゃんちゃらおかしくて、ヘソが茶をわかしたあと、
はらわたがぐらぐらしてきた。
美味しんぼは封殺され、
サザンオールスターズは攻撃されたのに、
何を言ようとや! 

おっと、あいつごときに、はらわたを湧かせとる場合じゃなかった。
話をフランスの出版社襲撃事件についてのオレの考えに戻そう。






言論の自由、表現の自由、
あってしかるべき権利だ。
そして、信仰の自由、も、
人が生きるために手放せない権利だ。

なにびとも、
何を表現し、何を信仰してもよい。
われわれは自由だ。

だがしかし、
なにびとも持てない権利がある、とオレは思う。



人の信仰を踏みにじる言動をする権利は、
誰にもない。





再三、パパの言葉を。

ほかの人の信仰や
大切にしていることを侮辱してはならない。

信仰をからかってはならない。



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category: 仏教・哲学

thread: ブラジル - janre: 海外情報

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コメント

本当、ねーさんの言う通りっすわー 殺害された風刺画の人の同僚が、日本のメディアの取材で、ここフランスじゃ当たり前にこんなんはあるし、フランス人は、なんも気にもしないよー
取材班、日本に対しての風刺画については?
間違ってないと思うよ。だって、日本人も、これを見て共感するだろ?
それと今回は、訳が違う。イエスの名の下に。お釈迦さまの名の下に。
誰も殺戮は考えない。じゃあなんで?フランス国内において、差別。インチキ政治スタイル。フランス人の若者が、就職難。そいつを移民のせいにする。必要な人材なのに、身分が、だめなら、認めない。そんなフランスの政治の支離滅裂さが生んだ事件。ばってん、人を殺めたらそいつの敗北。オウムと一緒。兄弟、ムハンマドは、あんたらにとって、どんなそんざいだったのか?おや、兄弟も無くし、移民として育ったフランスの制度は間違いだったのか?フランスは、移民の全ての子供の学費を受け入れる、無条件で。 受け入れなかったのは信仰か、、、

URL | ufo #-
2015/01/18 20:17 | edit

ゆきえさん、心に響く記事をありがとうございます。フランス在住のMです。事件後、ずっとモヤモヤとした気持ちです。
「表現の自由」という大義名分ですが、風刺画なんて気の利いた代物ではなく、ただの下品で侮辱的な絵じゃん。。て感じです。彼らがしていることは、銃をペンに変えただけにすぎず、人の心に見えない傷をつけている。そのような表現が擁護されることが、彼らが声高に訴える「自由」「権利」なのでしょうか。
そもそも、テロ事件に対する応答としての「表現の自由」には違和感があって、巧妙な論理のすり替えに見えます。本来、なぜこのような事件が起こったのかを問うべきところ、事件が発生した背景(西洋の植民地主義、移民政策等)を顧みようとする姿勢さえも見せないフランス社会(さらには西欧、先進国諸国)の欺瞞がありありと見えました。しかし、このような発言をしようものなら、「テロリスト擁護」と裁判にかけられかねない雰囲気で、モヤモヤは募るばかりです。自分が正論を言っていると信じて疑わない、人間がそのように狂信的になったときが一番怖いと思うのですが。。
ところで、もうすぐフランスを発ち、ブラジルを旅します。バイーアを訪れた際は、ぜひゆきえさんの民宿にお邪魔できたらうれしいです。

URL | M #-
2015/01/20 03:29 | edit

ufoへ

他者を侮蔑することで自身を優位に立たせる、といった方式。
インドのカースト制度といい、
みな、弱いもの、蔑むべき存在がないと、自己すら確立できんのかな。

URL | 菌玉ゆきゑ #-
2015/01/20 21:49 | edit

Mさんへ

フランスからのコメント、身にしみてうれしいです。
在住してらして内側からフランス国内をみての意見、流石やなぁ。
そんなふうな世情になっとんやね、
Mさんのように欺瞞がきちんと見えておる人たちがフランスに多くおることを信じとる。

ブラジルにいらっしゃるんですね♪
うちは、ブラジル全土の地図を逆三角形(▽)に例えるならば、
右上のとんがりの辺りにあるNATAL市、っちゅうとこ。
バイーアよりだいぶ北に位置するけど、ぜひいらしてほしいなぁ。

URL | 菌玉ゆきゑ #-
2015/01/20 22:02 | edit

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