ビキニcomブッダ@ブラジル

                                          BRASIL連邦共和国 Rio Grande do Norte州の海辺にて                                                  ビキニで暮らす仏教徒の『ゑん』な日々♪

入我我入  






日本一の聖地に入山し、一週間修行させていただいたオレ。

世話人代表のかたから、
「参加の感想文を書いてくれ」と依頼を受けた。

おそれおおい大役だが、つつしんで引き受けさせていただいた。
小冊子に載せていただけるその感想文のなかから少し抜粋した。
日本里帰り・思い出話は、この記事にて最後にする。




 第94回・唐沢山別時念仏会の記

 2008年に浄土宗海外開教師としてブラジルにやってきたわたしたち家族は、
ブラジルの寺院を退任した後も、ブラジルの風土とブラジル人の気質が気に入り、
仏教に縁あるインド・タイ料理レストランと念仏道場を営むことを目標に、
いまもブラジルで日々暮らしております。

 レストランの工事もまもなく完了し、そろそろ開店、
『開店してしまえばなかなか長期休暇も取れないだろう』と、
16才になる娘だけでも日本の祖父母のもとに
里帰りさせようか、という話になっていたところ、
夫が『ちょうどその時節に日本一の聖地で最高のお導師のもとお別時がある。ぜひ行っておいで』と
わたしの背中を押してくれました。

 福岡出身の夫は浄土宗僧侶で、当事の九州光明会会長福原耕善上人のお導きにより光明主義のご縁を戴き、
福原上人のお勧めにより杉田善孝上人に数年間ご指導を受け、
また河波先生が九州に来られた時には豊前善光寺をはじめ
各会所に都合のつく限りお話を拝聴しに行っていたのです。


 唐沢山に登る際は、立派なお上人さまや熟練の信者の方たちにまじって
作法もろくに知らぬわたしがどこまで勤まるか不安でしたが、
いざ入山してみれば、みなさま気持ちの暖かいかたたちばかりで、
不安(恐怖も 笑)は すっかり払拭され、安心し、一週間勇猛精進するべく腹が据わりました。



 ブラジルに残してきた夫も同期間に単独別時に励んでいることも心強かったです。
DSCN6786.jpg



 
 とは申しつつ、夕刻からはじまった初日と、その翌日は、はげしい睡魔との戦いでした。
 時差ぼけもあったのか、三昧仏さまのまえにでっかい睡魔がどでんと立ちはだかって、
2日目の午後は3時間も退席してロッカールームで眠りこけていました。
DSCN6785.jpg




 こんなことでどうする、と情けなく気持ちがくじけそうになりましたが、
3日目からは、ほとんど退席することなく、入浴の時間も惜しんでお念仏に集中できるようになりました。

201510070301276c7_2015100703392342c.jpg


 弾誓上人、 徳本行者、そして弁栄聖者。
 弁栄聖者の高弟であられる田中木叉上人、大谷仙界上人の護念のなか、
大ミオヤさまの懐でお慈光を浴びることができたこと、
唐沢山からブラジルへ、ブラジルから唐沢山へ、お念仏のバイブレーションを響かせることができたこと、
如来さまの御陰様をただただありがたくいただいた一週間でした。


 唐沢山の神聖さ霊性は言葉で表現しきれません。響くものばかりでした。




 弁栄聖者のお墓のたたずまい、
DSCN7005.jpg




苔生した山の匂い、
DSCN6812.jpg




踏みしめた落葉の音、
DSCN6788.jpg




徳本行者の名号碑、
DSCN6982.jpg




水に浮かぶひんやりと濡れたどんぐり、
DSCN6973.jpg




眼下にのぞむ諏訪湖、
DSCN6964.jpg




前からきて後ろに流れる風、
DSCN6972.jpg




湖面に輝く夕日。
DSCN7013.jpg




毎晩打ち上がる諏訪湖の花火は胸の中のお念仏と呼応していました。
DSCN6842.jpg





 まもなく開店予定のわがレストランの屋号は『ゑん』です。
 敷地内には小さな礼拝堂を造っております。
 弁栄聖者が笹本上人の為にお書きになった三昧仏さまをご本尊様として掲げ、
毎朝夫とお念仏しております。

 カトリックの国・ブラジルではありますが、
おおらかなブラジル人は仏教に興味をもつ方もたくさんいます。
いくつもの信仰をもつ人もいます。
この土地で、お念仏を広めることも今後のわたしたち夫婦の夢です。



 河波先生のクザーヌスの話など、キリスト教と仏教の相似についてもたいへん勉強になりました。
『神を観ることについて』は手元にありますが、
De visione dei を『神が(わたしたちを)みることについて』とも訳せる、とのご見解、
そしてみなさまにとっては基本中の基本なのでしょうが、
河波先生に教わった
『あなたの心はみだの御慈悲の面にうつり御慈悲の面はあなたの心にうつり』の『うつり』に
『移り』の字が当たる、と知り、バキンときました。
DSCN6808_20150910085304d8b.jpg




 荒巻くめさんの
『仏様のふところの中に入っているような気がするかと思えば
 また仏様がわたしの中にお入りくださっているような感じもします』
の意を解ることができました。


DSCN6966.jpg


 今回は参加者も少なく、世話人さんも最後は植西さんたったお一人だった、とのことで、
今後の開催を危ぶまれる声も聴こえてきましたが、
ほとんどのイデオロギーが崩壊しているこの現在に
本物中の本物の思想と実践の集いである唐沢山別時念仏会、
絶やさずに続けてほしいと願います。
DSCN6905_20150910084046cd2_201510070435423d6.jpg


 最後になりましたが、お導きくださったみなさま、お上人さまたち、
とくに維那の古田上人にはずいぶんとお力添えくださいましたこと、お礼を申し上げます。
南無阿弥陀仏。

     石川ゆきゑ




クリック♪ 

関連記事

AD

category: 7年目の里帰り

thread: ブラジル - janre: 海外情報

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://bumbumyukie.blog.fc2.com/tb.php/1293-0943aebd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)