ビキニcomブッダ@ブラジル

                                          BRASIL連邦共和国 Rio Grande do Norte州の海辺にて                                                  ビキニで暮らす仏教徒の『ゑん』な日々♪

Mama Africa  





11月20日はブラジルでは「黒人意識の日」。
ポルトガル領だった時代、
奴隷制度に立ち向かった黒人たちのリーダーであった独立運動家・
ズンビ・ドス・パルマーレスの命日だ。
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この日(正確には『全国ズンビーと黒人の意識の日(Dia Nacional de Zumbi e da Consciencia Negra)』)
ブラジルは、自治体により休日となる。
オレの暮らすノルデスチ州は休日にならんやったが、
サンパウロやリオ、首都ブラジリアなどは休日になった。




いったいぜんたい、どうして同じ人間なのに黒人は多く奴隷にされたのだろう。

初めてアフリカ人をみたヨーロッパ人は、彼らは動物だ、と思ったそうだ。
かなりの知識層に位置する人すら、
「彼らには人格がない」と断定したのだ。
想像力の欠如している人間というのは、古今東西どこにでもおるんやな。

織田信長は、初めて黒人をみたときに、その黒さにおどろき
「えらい長い間、風呂に入っとらん人やな」と思ったそうな。
そんで汚れを落とすために行水したもろたあとの彼をみて
「なるほど、こういう肌の色の人なのだ」と理解し武士の身分を与えたのだ。





『黒人差別』と『奴隷制度』に話を掘れば、
ここブラジルから日本まで行き着くんじゃないか、っちゅうくらい
長く深い思いを抱えとる人々がたくさんいるだろう。

先日観たDVD映画には
『植民地』『民族紛争』っちゅうキーワードも含まれとった。
とてもいい作品やった。



映画『おじいさんと草原の小学校(THE FIRST GRADER)』。





いったい誰が邦題をつけたんだ、っちゅう不服は置いといて、
植民地だったケニアにて、マウマウ団としてイギリスからの独立を戦った
キクユ族の男性が主人公。

キマーニ・マルゲは実在する人物で、
この映画は実話に基づいて創られておる。
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 ↑
こちらが本物のマルゲで、

   ↓ こちらが映画のマルゲ。

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 先日みた『007スカイフォール』にも出演しとった女優・ナオミ・ハリスが、
 先生役で、あったかーーい旨味を出しとった。とても良い映画やった。


人類の故郷・アフリカでも、民族間の扮装は近年も続いておる。
ケニアには、10以上の民族がおるのだ。
ケンカも絶えんやろうなぁ、と想像する。









ところで、『黒人』ってなんだろうな。
人種ミックスのるつぼであるブラジルでは、
どんなルーツが混ざっているのか一見してまったくわからない。

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ブラジルが誇る世界的モデルのアドリアーナ・リマは、
フランス人、ポルトガル人、インディオ、日本、カリブ人の混血げな。
本人の主張によれば、日本人、黒人、および西インド人をルーツに持つんて。

オレの暮らす集落の友人たちにルーツを問うてみると、
イタリアやらオランダやら様々な国が挙がる。
ようわからん、と答える者も多くおる。
それくらい多種多様なミックスをルーツにもつブラジル人たち。

対する日本は、モンゴロイドではない顔を見慣れないためか、
日本で産まれた外国ルーツをもつ人に対して同胞という思いを抱かぬ者が多い。
ミスユニバース2015日本代表に選ばれた宮本エリアナちゃんをみても解るように、
日本の長崎出身だというのに日本人と認めない風潮も、日本人には、ある。


成田空港で、夫婦がこんな会話をしとったんを耳にしたことがある。
妻「さっきのスタッフ、すっごく日本語上手かったね、
  わたし思わず、日本人ですか? て聞きそうになっちゃった」
夫「目つぶって話したら絶対日本人とまちがえるね、でも、日本人ですか、とか聞いたら失礼だよ。
  だって外人じゃん。見りゃわかるじゃん。」
妻「でも、どこで日本語習ったのかな。留学だけじゃあんだけしゃべれないよ」
夫「日本で産まれたか、日本で育ったんじゃないの。」

オレ「日本に産まれたら日本人やろうが!?」


宮本エリアナちゃんについては
二重国籍がどうたらこうたら言うとるけどね、
ブラジルで出産した日本人は、自分の子どもをみんな二重国籍にしとるんぜ。
日本側には、日本国籍だけしか取りませんよぉ、と言うて取って、
ブラジルでも取る。
ブラジルという国は多重国籍を認める立派な国家なのだ。


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どんどんどんどんルーツが交ざって、
混ざって混ざって混ざって。
そうすると人類の平和に少し近づくようにオレは思う。



侵略した者とされた者、
差別した者とされた者、
奴隷にした側とされた側、
心身を殺された側と殺した側。

その両方のルーツをもつ人間というのは、
オレが想像もつかぬ高次な精魂を持ってるように感じるのだ。
きれいごとではすまん煮えたぎる思いを経てつながりつづける命。
そんな命が内包する力こそが、
人類の原点の大切さを知らしめる知恵をさずけてくれるように思う。


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コメント

 
 人種が混ざれば混ざるほど平和になる、差別がなくなるというのは根拠がないと思う。人種の坩堝と言われるアメリカが平和でしょうか?差別が少ないでしょうか?多民族国家のブラジルが平和でしょうか?殺人事件が少ないでしょうか?差別が少ないでしょうか?
 宮本氏の件については確かに彼女がミス日本に選ばれたときに一部で疑問視する声があったのは事実でしょう。でもそれは日本だけのことでしょうか?仮にブラジルで東洋人らしい風貌の日系人女性がミス代表に選ばれたら一人も異議を唱えないでしょうか?日本でもブラジルでも差別する人間は存在すると思う。
 

URL | Freedom #-
2015/11/23 10:15 | edit

Freedomさんへ

人類がアフリカから産まれたことを知り、
より高次の考え方をする人間が増えると差別は減るだろう。
っちゅうオレの願いを書いたんやね。
オレが暮らす郡の旧ミスは、東洋人の特徴ばっちりの娘・うたに
「ミスに立候補しなさい。必ずミスになれるわ!」と本心から言うとった。
(本文最後に写真を追加)
オレの想像では、東洋人顔もミスブラジルになれるぞ。

URL | 金℠玉ゆきゑ #-
2015/11/23 19:23 | edit

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