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ブラジルの医療と健康保険について  






今回は少しためになる情報を書こうと思う。
これからブラジルに移住する人にむけての、医療と健康保険について、を。

海外に移住するにあたり、なにがいちばん心配か、っちゅうと、
病気と怪我をした際に必要な『医療』についてだろう。

ブラジルには、日本における国民健康保険っちゅうものが存在せず、
公立の医療機関は、
『プロントソコーホ(Pronto Socorro)』という名の、
直訳すると『救急病院』という施設で受診することになる。
費用は無料。
しかし待ち時間も長く設備もあまり整っていないなど、難点も多い。
DSCN5420.jpg




しかし心配するなかれ。
あなたが企業の駐在員としてブラジルに来られるのなら、
会社が健康保険に入ってくれる。

オレも(布教活動をするビザで特殊)駐在員として渡伯してきた当初、
組織に属して働いていたときは、
組織がオレら家族全員を健康保険に入れた。
駐在員として派遣した社員を保険に入れない企業、は皆無だと思う。

その後オレはその組織を去ったあと、ブラジルの企業に就職したが、
そこでも会社が保険に入ってくれた。
ブラジル全国区にあるUnimedeという保険会社だったが、
会社が全額負担してくれとった月々の保険料は、
当時50才前だった夫で、400ヘアイス、
40才すぎのオレで250ヘアイスくらいやったと思う。
年を経るほど保険料は高くなる。
ブラジルの現在の最低賃金の額は、約1000ヘアイス。
そのことから考えると、個人で保険に入る場合、
保険料はかなり高額、っちゅうことが解る。


ブラジルは今んとこ(PT党が下りるとどうなるかわからんが)、
就労者に優しい法を設けている国なので、
社員を保険にいれることが義務づけられている。
一般的な企業では、まず保険に入ってくれるから、安心してよいと思う。


で、一般的じゃない仕事に就いた場合。

たとえば今のオレら家族のように保険無しで暮らす場合は、
やはり公立の医療機関にかかることになる。
さきほど述べたプロントソコーホは、
熱が出た、とか、風邪引いた、とかいうときにかかるのだが、
それとは別に、診療所っちゅうような
ポストヂサウジ(Posto de Saúde)っちゅう施設が各集落に1つくらいはある。

ここでは、予約してから何日間も待たされるが、簡単な歯科治療もやってくれる。
子宮頸癌の検査などもやってくれる。
ただし、結果がでるのにものすごく時間がかかる。
知らせの受け取り方もびっくり仰天だ。

検査を受けて数ヶ月後。
保健婦さんが家に訪ねてきて
「検査結果が出たので診療所に聞きにいくように」と口頭で伝えられる。
電話やメールという方法は取られない。
もし留守だったらどうするのか、っちゅうと、
不在表がポストに投函されるわけでもなく、
永遠に検査結果の到着を知る事はできないのだ!

で。わが家は保健婦さんが訪ねてきたとき全員留守やった。
先日、郵便局でたまたまその保健婦さんにぱったり遭遇して、
「あら、もう何ヶ月も前やけど検査結果が出たわよ」と教えられた。
さっそく診療所に赴くも、「検査結果書類が見つからない」と。
「紛失しちゃったわねぇ、もう1度検査を受けてね」と。
検査を受けて、はや1年弱。
子宮頸癌だったとしたら、もう死んどるかもしれんな・・・


と、このように一事が万事のんびりコトが進むので、
急を要す場合は、私立の病院に自費でかかるしかない。

オレは昨年、胃腸の不調を感じ、プロントソコーホにかかったが、
内視鏡検査を受けるのにものすごい待ち時間(数ヶ月単位なのだ)だったので、
とても待てん、と思い、私立病院にて自費で検査を受けた。

私立の検査施設はとても高額。
検査だけですむのならまだしも、その後の投薬治療、
投薬治療で治るならよいが、手術入院、っちゅうことになると、
目の前が真っ暗になるくらいの金額になるだろう。

っちゅうふうなのは日本の事情と同じなので、
オレらも商売を軌道にのせたら、
ただちに保険に入りたいと思っている。


集落の友人たちなんかは、保険なんかだーーれも入ってないけど、
ビッグ・ファミリアとしての親戚の輪がとても広いけん、
誰かが私立病院で手術の必要がある、などという事態になると、
親戚中から寄付金が集まる、っちゅう仕組みになっとる。

オレらは家族だけやけん、
そこは自分たちでしっかと対策を練っとかんといかんなぁ。


ちなみに薬代は高い。
プロントソコーホで医師に処方箋をもらう際
「無料の薬にしてください」と言ってポストヂサウージに持っていくと
ただで薬をくれることもあるが、
ほとんどの場合「その薬はタダではない」と言われる。
たいていの薬は有料で、
ドラッグストアに処方箋をもってって自費で買わねばならない。

救急車というのも、来るのがものすごく遅い。
私費で保険に入っていたら、そこから救急車を呼ぶこともできるが、
そちらのほうが到着はやや速い。

歯の矯正とレーシックなどの眼科分野は
優れているとたたえられるブラジルだが、
その他の医療については、日本が圧倒的に勝る、っちゅうのが
8年間ブラジルに暮らし
公立・私立両方の医療を経験したオレの印象だ。



(=ΦωΦ=)


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