ビキニcomブッダ@ブラジル

                                          BRASIL連邦共和国 Rio Grande do Norte州の海辺にて                                                  ビキニで暮らす仏教徒の『ゑん』な日々♪

テクノロジーの中での不殺生戒  







『生類あわれみの令』っちゅうブログ記事にコメントをいただいた。

********************
技術は日々進歩しています。
近いうちに肉や魚の旨み成分を人工的に作ることが可能になるそうです。
野菜や穀物や果物や人工的うまみ成分の組み合わせで人間の味覚を満足させることが可能になります。
そうなれば環境汚染の主要な原因の一つとされる家畜の糞尿がなくなります。
人間にとっても動物にとっても地球の環境にとってもWIN-WINの環境が出来上がります。
********************



びっくりしたんよ。



そんな社会はぜったいイヤだ! っちゅう気持ちが発生した。



それを、心に浮かんだまま、ぽんと、

********************
そんな環境、ぜったいに要らない!
********************


 と、返信した。





そして、畑の作業をしながら、ずっと考え続けた。

そういう社会になると
人間の食料として動物を飼育することも殺すこともせんですむので、
イコール、動物にやさしい社会、っちゅう図式も
できあがることはできあがるよな、と。

それとともに、ずっしり重い嫌悪も発生した。

ますます人間中心・地球上の生物は人間だけ、あるいは
人間がペットとする動物だけ、っちゅう社会を構築する方向に
向かってしまうんじゃないか、と。

野生動物にやさしいふうを装っているが、
人間は、自分らのテリトリーと信ずるエリアに入ってきた野生を
容赦なく排除する。
集落にクマやサルが降りてきて畑をあさる理由をこしらえたのは
オレら人間だというのに。だ。

「殺傷処分反対」とかゆうて今ごろ騒ぎよるが、
最初に保健所に野良犬猫を連れ込んで毒殺したのは人間だ。
殺傷処分をさけるための手段は、捨てない・去勢する、しかなく、
今後も、野生の犬や猫は存在できないままの社会であろう。




そうこう色々ますます考えよったら、

同じかたから再びコメントをいただき、
まったくもってその通りだよなぁ、と感銘を受けた。



********************
テクノロジーの進歩に抗う人々が結局はそれを受け入れてきた歴史があります。
ブラジルと日本で討論ができるのもテクノロジーの進歩というやつでしょうか。
僕も昔は技術の進歩に警戒感を持つほうでした。
勿論今でもそういう面もありますが
軍事目的で開発されたインターネット(間違っていたらごめんなさい)は
今や主婦も子供もご老人も楽しんで利用しているという現実があります。
勿論ネットにもいい面も悪影響もあるでしょう。
核技術も悪い面で使えば爆弾、良い面を見れば発電、
自動車も人をはねる道具ともいえるし移動手段ともいえます。
新しい技術の両面をみて
短所を減らしながら長所を伸ばす行為を繰り返すしか
前に進めない気がします。
長文失礼しました。
********************



まさに正論。ぐうの音も出ない。





便利を受容している身でも、
受け入れる便利の内容・化学の進歩の内容は、みずから選ぶことができる。
受け入れられないものは断固拒否してよいと思う。

「スマホ使ってエアコン使いよるくせに反原発とか言うな。
 原発反対するならスマホも電気も使うな」
  などと極端な理屈を言うやつがいちばんつまらん。


そしてオレ個人の考えは
「もうこれ以上の便利は要らない。」だ。

便利を知ってしまいそれが当たり前になった後に
その当たり前がなくなった際の、不便さ・苛立ちは、
日本からブラジルに移住してから十二分に体験してきた。

一度便利に慣れてしまうと不便を受け入れがたい心身になってしまう。
ものすごく弱くなってしまう。



そして、やっぱりオレは
化学の力で作った似非チキン味よりも、本物のチキンを食べようと思うのだ。
人工調味料もモンサントもいらない。

そして、やっぱりオレは自分の足ででこぼこ道を歩こうと思うのだ。
体を鍛えるために車でジム通いマシン上を歩く、っちゅうのは
金があっても苦手なのだ。

人それぞれ、それぞれ選び取ればいい。
たかだか食べ物の嗜好と、どこを歩くのが好きか、の違いじゃないか。
そんなこと、誰が誰に異見するほどのことでもない。




だが。
しかし。
もう。

人類だけのことを思うのではなく、
地球規模でものを考えなければならない時期
に来ていると思う。




もう進歩も経済発展もいらん、が、オレの考え。オレはもう下りる。








さて。
宗教倫理が追いつかないくらい速いスピードで進みよる化学だが、
化学の暴走をかろうじてひきとめているのはキリスト教の信仰のおかげがあるだろう。
キリスト教信仰は、そこまでやってはいけない、という歯止めになってくれとる。

DSCN6639.jpg

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最後に、テクノロジーとは話はずれるけど、
比較宗教を少し。

キリスト教では
人間は特別で ほかの動物たちは人間のたべものとして
神がお創りになった。(と肉食者は聖書を拡大解釈している)
なので動物を食べることに抵抗がない。

家畜の魂と人間の魂は別、という考え方を、
イスラムやユダヤ、アブラハムの宗教というか
旧約聖書の考えを持ってる宗教は概ね持っている。


仏教でいう「殺生をするな」とは
動物に限ったことではなく、
仏教では動物も穀物も植物も石ころもぜんぶが命。
仏性をもっている、と考える。



土は養分として摂取されて植物となり
植物は動物に摂取されて動物となる。
草食動物は肉食動物に摂取されて、肉食動物となり、
糞尿は、土とともに養分となる・・・
すべては連鎖しとる。

すべての命は切れ目なくつながっている。
命を自分の命として頂く=それが『いただきます』。

いただいた命をみずからの命の糧として
無駄にしない生き方をするのが本当の不殺生戒。




(=ΦωΦ=)

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category: 仏教・哲学

thread: ブラジル - janre: 海外情報

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コメント

コメントを取り上げていただいて恐縮です。
 >「もうこれ以上の便利は要らない。」だ。
便利さの追求と技術革新、先端科学は切れない関係にあります。その技術革新まで否定してしまうと現在の世界の問題の解決が遠のいてしまうという事実があります。IPS細胞技術、スーパーコンピュータ、レーザー核融合発電技術、汎用人工知能、XFEL加速器、穀物工場、ナノテクノロジー等が実用化、高度化された時現在の世界の主要な問題の多くが解決されているはずです。技術革新から目を背けていて問題が解決できるとは思いませんね。便利さは技術革新の副産物ですので否定する必要はありません。

 >人類だけのことを思うのではなく、地球規模でものを考えなければならない時期 に来ていると思う。
 地球規模でものを考えるのならば科学的・技術的な発展は不可欠ですよね。隕石が落ちて来たら?世界規模の干ばつが起きたら?ブラジルの熱帯雨林で不法伐採が問題視されていますよね?軌道を回っている日本の観測衛星大地、大地2号の観測による通報で大幅に伐採地域の減少がありました。ブラジルの農業大国化に貢献した日本人や日系人の技術的な貢献も否定できないでしょう。

 

URL | 高木。 #-
2016/05/18 18:14 | edit

高木さんへ

高木さんの意見はオレの思いつかない方向なので面白い。
立ち位置によってモノの見え方は人それぞれ違う、っちゅうことは解っちゃいたけど、
もっと便利になりたい人間と、これで良し、の人間とは
立ってる場所も行きたい場所も違うね。

オレは隕石が落ちてきて死ぬことを受け入れます。
旱魃はアマゾンを伐った人間の行いのせいだし、
人間がいじった自然のせいではない天変地異に関しては
『それごと天命』と受け入れる。
天地は仁ならず。

人が亡くなったのを医者のせいにする親族がおる。
もっと早く病院が処置をすれば生きながらえたんじゃないか、と。
オレは、それごと縁で寿命で天命だ、と受けいれたい。

自称先進国の科学者技術者のやることは、厚塗りの化粧みたい。
あ、シワができた。塗って隠そう。シミができた、切ってみよう。
ほっぺたが垂れた、手術しよう、
と、巧妙なんだけど、本質から遠ざかっている。
元に戻そうとしたって、その戻りたい『元』がわからなくなるほど遠く離れてしまった。
それが自称先進国の立ち位置のように思える。

人間が造ったもので、ここまででやめときゃよかった、の便利物は、
オレにとっては『自動車』。それから先の(前か)鉄の物・銃器や飛行機、高速増殖炉とかもってのほか。
で、高木さんはまだ「やめとこう」と思わない人。
ほとんどの人が高木さんと同じように考えていることは知っている。

そして地球上には
「自動車なんか造らんでよかった」と思う人間も存在している。
ごくごく少ない数でも。
そのことを忘れちゃならんなぁ、とオレは考えているんよ。
同意を求めているわけではない。

返信はもうくださらないでよかですけん。ありがたま。

URL | 金℠玉ゆきゑ #-
2016/05/18 21:50 | edit

ゆきゑさーーーん

熊本で揺れ揺れに合いましていろいろ諸々ありまして現在ルーマニアにいます.
だからクマメグじゃなくてルマメグです(^o^)

ゆきゑさんのこの記事,っていうか最後のところ読んで長年しっくり来なかったことが
すぱぱーーーんとクリアになりました!

『いただいた命をみずからの命の糧として
無駄にしない生き方をするのが本当の不殺生戒』

いただきますって言って感謝の氣持ちで美味しく食べれば
食べられちゃう牛さん鶏さんも喜ぶよね!

なんて無邪氣に子どもたちは言うのですが
わたしは「いやーそんなことないでしょ…ありがとう言われるより生きてたかったんじゃないか⁇」っていつも思っていたんです.
「畑の作物だって山の動物たちを殺して排除した上で育ててるんだし.植物だって命があるんだし…」

じゃあ何を食べればいいの⁇

じゃなくて
この命をどう生きていくのか.が問われていたのですね‼︎

あ〜〜とってもとってもうれしいです‼︎

ゆきゑさん良いことを教えてくださって
どうもありがとうございます‼︎m(_ _)m

URL | ルマメグ #sPfYep1k
2016/05/20 06:04 | edit

テクノロジーの介入の仕方・限界点

興味深くお二人の記事、コメントを拝見させていただきました。
テクノロジーや科学技術の革新がこれまで人類の問題解決に
貢献してきたこと、それからこれからも人は科学技術を革新
していくのは確かに事実ですね。

>便利さの追求と技術革新、先端科学は切れない関係にあります。その技術革新まで否定してしまうと現在の世界の問題の解決が遠のいてしまうという事実があります。

しかし私は地球規模の問題を解決するのに科学技術が
進歩すれば単純に解決できるとは思っていません。
もちろん科学技術で解決している問題もあると思いますが、
それはゆきえさんがおっしゃるように
今地球で起こっている問題はほとんどが元は科学技術の革新に
伴う人間の欲によって人間が撒いた結果だと思うからです。
武器による戦争、木を欲することによる森林破壊・・・
失った自然環境をなくすのはすぐだけれど、それを取り戻すには
時間があっても足りないくらいの時間がかかりますもんね。

私たちは生活の中で便利さの恩恵を受けていますが、
その一方、便利さが自然や生命の摂理、
バランスを壊す結果になっている例がたくさんありますよね。
身近な例でいえば科学技術で作りだされた食品添加物入りのお弁当などを
食べ続けたら病気になります。人間がつくり、
そして自分が生活の中で選んだ結果末期のがんになり、
医者になんとかしろよっても無駄です。
生活排水や工場排水が海に流れてプランクトンがー魚が取れない、
魚に水銀がー元は誰のせい?

一番考えないといけないのは人はテクノロジーの発展を
肯定するか、否定するかではなく、
地球で起きている諸問題を解決したり
人間の希望や欲望をみたすために、テクノロジーをどの範囲まで
介入させるのか、だと思います。

現代のテクノロジーは入ってはいけない領域まで介入しすぎな面があります。

特に食や生命に関することです。
生殖技術の向上により子供を望む多くの女性が
子を持つことができるようになりました。
しかし人間の欲とはつきないものです。
IQの高い精子でないと要らない、障害がある受精卵みたいだから要らない
などそんな選択ができるようになってきてるんですよねぇ。
生殖技術が発展すればするほど生命倫理の問題がでてきます。

科学技術がもともとあった自然の摂理やバランスを崩す、
とういのは恐ろしいことだし、気持ち悪い世の中だ
というのは私もゆきえさんと同意見です。
不老不死を夢見る人はどの時代にもいるようで、その研究は
常に行われているようですが、
いくら科学技術が発展したとしても人間の生命には限界があります。
これは科学技術にもできないことがあるということです。

つい先日日本にいる私の祖母が脳梗塞で入院しました。
意識はありますが、もう97歳で血管自体が古くなっているので手段もないし、
医者も下手な医療介入はしない方が良いと判断したそうです。
この2週間がやまで体に麻痺が残るか、そのまま亡くなるかになるかも
しれない、とのこと。
亡くなったらもちろん悲しいですが、たとえ亡くなったとしても、
よくここまで長生きしてくれた、と私は大拍手で送ることができます。
長く生きてくれた分、戦争の話などほかの人からは聞くことができない
ことをこれまで私に色々教えてくれました。
食事に気を付け、適度に農作業をして体を動かしてきた祖母
ですから心臓が弱かったけれど、97まで健康に生きてきたんです。
家族の中でだれも祖母の死を後悔する人はいないでしょう。

もし祖母のような状況になっても医療技術の介入でもっと
90以上のお年寄りが生きながえるようになる世の中に
なったとしたら!???それも恐ろしいことになると思います。

人が亡くなり、また新たな命が生まれる
この摂理も非常に重要な世の中のバランスです。
神の領域のように思います。
これを医療技術の介入で壊したら、
地球の人口は大爆発し、やれ年金問題だとこれまた問題になるでしょう。

科学技術の発展を願う方は多数派でしょう。しかし
「クローンうようよ、不老不死人間うようよ
そんな世の中いらない!」
と思うのはきっと少数ではないでしょう。

最近日本の若者はいわゆる「うんちんぐスタイル」ができない人が多い
そうですよ。
和式トイレから洋式トイレが主流になったからです。
つまり足で体を支える筋力が低下しているのです。
水道は自動で出てくるので、蛇口をひねる、といった機会も
減っているので、私たちの世代に比べて筋力も低下しているとか。
(私たちと書きましたが、ちなみに私は30代です。)
これもテクノロジーの介入のしすぎが還って人間の運動能力、健康を
低下させているいい例だと思います。
日本国憲法が謳う「健康で文化的な生活を送る権利」とは残念ながら
かけ離れてきているような気がします。

私たち一人一人それぞれ違うライフスタイルがあるので
便利になったいろいろなツールのどれを選択するのは自由です。

私はどちらかといえば世の中のいろいろなものがデジタル化されば
されるほど、アナログに還りたくなります。

読書などの活字はやっぱり電子画面ではなく紙媒体で
読む方が好きですし、
携帯も外ではインターネットをしたくないのでまだガラ携です。
携帯ではメールすらしません。
私には不便ではありません、むしろそれが快適です。

高木さんのように技術革新も大事だ、と思う人がいれば
そのような立場の方が中心となりこれからも技術発展に
貢献するようになるでしょう。

対してゆきえさんや私のように生活に技術革新の過度な介入を
望まない人たちは、そこに警鐘を鳴らさずにはいられません。
これもいろいろな人が世界にいるからこそバランスが取れているし
それぞれのやるべき役割がある気がします。
勝手にまとめまてしまいましたが、それでいいと思います。

科学技術の発展とアナログの良さの回帰
これらがバランスをとれる世の中だといいです。

URL | summereyes #-
2016/05/20 16:38 | edit

ルマメグちゃんへ

なんちゅう!!
コメント内容がぎっしりでびっくりした!
ルーマニアでぴかぴかの命を生きとることがわかってうれしい。
きのういただいた命のぶん今日いっしょけんめい生きよう。

URL | 金℠玉ゆきゑ #-
2016/05/21 06:54 | edit

summereyesちゃんへ

ありがとう!
オレがクレヨンで書きなぐったような荒いブログ記事やコメントを、
じっくり見て噛んで消化してくれたのち美しい線画で表現してくれたような内容!
『それぞれのやるべき役割がある』についてはこのごろつくづく思っている。
まずは、うんちんぐスタイルができなくなるようじゃ生命として弱すぎると思うので、
あしたから植木に水をやりながらスクワットしよっと。

URL | 金℠玉ゆきゑ #-
2016/05/21 07:04 | edit

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