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                                          BRASIL連邦共和国 Rio Grande do Norte州の海辺にて                                                  ビキニで暮らす仏教徒の『ゑん』な日々♪

ブラジル公立病院出産事情  







ブラジルで出産。
しかも公立病院で。

公立病院は出産費用が無料なのだ。
外国人でも、だ。



アメリカあたりでは、グリーンカード目当ての出産を阻止すべく
妊婦の入国を制限するらしいが、
さすがブラジル。
おおらかで寛容な国、外国人にも公立病院の門戸は開いとる。

ドミトリーゑんに出産のためやってきたM嬢は、
妊娠8ヶ月に入っての来伯だったのだが、
もろもろの手続きを乗りこえ、無事出産の日を迎えた。

出産予定日を過ぎて検診に行くと
子宮口が5cm開いていたので、
そのまま入院となる。
時刻は3時のおやつタイム。

担当医が言うに
「ぼくの勤務時間は夜7時までやけん、
 それまでに産んでしまおうや〜♬」

陣痛促進剤を入れての、超安産だった。
分娩室に入ってから1時間もかからんかった。

予定通り勤務時間内にM嬢の出産を終えて帰ってゆく医師。
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「ありがとーーーう!」と、オレら家族は心から彼に感謝を述べた。





オレらの集落の人たちが出産する、この公立病院は、
1日平均30件のお産がある。
それをたった3人の医師でみておるのだ。

必然的に陣痛促進剤を使ってさくさく産ませる。
しかしこれは、長くつらい陣痛に苦しみことがないうえ、
たった2日間で退院させられることを思うと、
母体のダメージが少なく、とても良いことだと思う。



お産にまつわるもろもろの処置は日本とほぼ変わらん。
赤ん坊の頭が見えてきたら、局部に麻酔注射をしての会陰切開。
今回は『日本人だから頭が大きかった』らしく、
鉗子をつかってあたまをつかんで引っぱりだした。

産まれたあとの処置もほぼ日本と同じ。
へその緒を切り、会陰に麻酔をほどこし縫合。
赤ん坊の状態をチェックする。


母子ともへの、すべての処置が終わると、
がらがらベッドに寝かされた母親の足の間に赤ん坊も乗せられ、
病棟へ。
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一部屋5人くらいの産婦部屋に運ばれる。
赤ちゃんは母親のとなりの小さいベッドに寝かされる。
ここからは赤ちゃんの世話もすべて自分たちでやらねばならない。

日本といちじるしく違っていることは、
入院日数が、産後48時間、と決められていること。
それと、
付き添いがその48時間の間必要なこと。
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職員が要所要所で体温や血圧はかりにきたりするばってん、
あとは自分らでなんとかやれ、っちゅうことなのだ。

しかし付き添いがともに寝泊まりするこの方式もとても良いと感じた。
日本やったら、出産後1週間したら赤ちゃんが家にやってきて、
てんやわんや、っちゅうおもむきだが、
産まれたてから家族がいっしょにいて、赤ん坊のめんどうをみていると、
帰宅後もその流れのまま、みなで育児をする、というスタイルができあがる。
かくゆうオレも、赤ちゃんを家に迎えるのではなく、
赤ちゃんとともに家に帰るという気持ちで、
片手で抱いてごはんを食べ、沐浴もさせている。


病院では、付き添い人用の簡易ベッドはなく、
付き添いの者は、みな椅子や床で寝る。
たいていが夫か母親が付き添っている。
夫は妻が横になっとるベッドに添い寝して、母親は椅子に座ってベッドにつっぷして仮眠する。
オレはビーチマットを持ち込んで仮眠した。


とってもいいな、と思ったのは、
付き添いの者にも食事を出してくれること。
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別室にて毎食、クスクスとかジュースとか提供してくれた。
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付き添いの旦那さんたちといっしょに食べる。



病院の外の敷地内にはランショネッチ(おやつ屋)もある。
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入院中は、すべて自分らでやれ、っちゅうことやけん、
沐浴も自分らでやるのだ。
たいていは付き添いの者がやっていて、オレもこの洗面器で赤ん坊を沐浴させた。

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お湯が出ることに感動!
なぜならNATAL近郊では、ポウサーダとか民宿あたりだと
シャワーは水のみ、が当たり前なのだ。



この病院のあるサン・ジョゼ・ジ・ミピブという町は、
なかなか物騒で、2日とあけず殺人事件が起こるような町。

病院とはいえ、門は鉄格子で固くとざされ、拳銃をもった守衛が24時間おる。
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感極まって深夜そとにでたオレに、夜風が気持ちよかった。
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ぶじ出産を終えることができ、ひとつの大役を果たせたことに感無量。
だーだー泣いていたら、
同じく夜風に吹かれていた付き添いの旦那さんがたばこを一本くれた。
ろうそくに見立てて新パパと「おめでとう」を言い合う。
なむあみだぶつ。



(=ΦωΦ=)

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