ビキニcomブッダ@ブラジル

                                          BRASIL連邦共和国 Rio Grande do Norte州の海辺にて                                                  ビキニで暮らす仏教徒の『ゑん』な日々♪

悪名高し! ブラジル産の鶏肉  






情報というのはおそろしいもので、
たとえまちがった情報であったとして
のちほど『誤情報』でした、と訂正されたとしても、
最初に耳に入ったものは脳内にとどまったまま
なかなか忘れられるもものではない。

もう数年前から、否、10年以上前から、
何度も何度も出てきては消え、
出てきては消えする情報のひとつに
『ブラジル産の鶏肉は危険だ!』
 という内容がある。


たとえば、
『ブラジルの食肉問題 発がん性物質も使用か』(←リンクありクリック)
 というタイトルの3月末の日テレNEWS24の記事。

内容の中身をきちんと読めば、
政府の役人に賄賂を払って検査をまぬがれるというインチキをして
衛生基準をみたさない食肉や加工品を販売した21社のうちには、
肉に発がん性のある化学物質を使用した社もあるのだが、
21社中、日本に鶏肉を輸出していたのは1社で、
厚生労働省によるとこの1社は
衛生上の問題でインチキはしておらず
会計上の不正操作での摘発であり
鶏肉本体には問題はない。と示しておる。





『ブラジル食肉の不正操作、
 世界規模で横行する「食品偽装」から身を守るには』
(←リンクありクリック)

というタイトルの記事は、
実際に日本に問題の鶏肉が輸入されたことを明示しておらず、
文中の厚生労働省担当者の言葉には、

「ブラジル産の鶏肉は、
 EUの基準に合わせて飼育している、
 という意味で安心できるのです。
 中国は抗生物質を大量に使って鶏を大きくするのですが、
 EUは抗生物質の使用に厳しい。
 “ブラジルの食肉は抗生物質の投与が少ない”
 ということで日本は輸入が多かったのです」

と、むしろブラジル産鶏肉の安心さを述べている。



このようなセンセーショナルなタイトルのニュース記事があふれるなか、
先日とてもとてーーも悪意的なブラジル鶏肉についての投稿を目にした。

以下が、そのFacebookの投稿内容だ。


安い
ブラジル産の鶏、豚、牛肉はとにかく安い。
あのミートホープも豚肉以外に一番安いブラジル産の鶏肉を混ぜて牛肉と偽って売ってたくらいだ。

なんといっても地球の裏側からの輸送費を含んでも安いのだから
輸送費を引けば、もうタダ同然の肉である。
00年か01年のはじめ頃にアメリカは
「ブラジル産は毒肉だからもう絶対に食べないぞ~!」と言い出して
輸入を禁止してしまった(その後どうなったん?)

ブラジル産は大量の抗生物質と成長ホルモン剤などの化学物質で汚染された毒肉だったので、
毒肉を作っているアメリカからも毒肉呼ばわりされてしまった(笑)。
そして、アメリカが毒肉を買ってくれなくなったもんで
ブラジルは困り果ててしまった。

「どうするよ?この大量の毒肉?オレたちだってよ。
こんな毒肉を喰うくらいなら死んだほうがマシだぜ!
よし!日本に売ろう! やつらは馬鹿だから絶対に買ってくれるぜ!」

こうして日本の多くのファミレスなどでは
「ブラジル産ポーク使用」「ブラジル産チキン使用」などと
表示されたメニューを目にすることになった(笑)。

そのメニューを見て
「へえ~ブラジル産だって!わざわざ地球の裏から運んで来るんだからよっぽど美味しいんだね!」
しかし現実は、地球の裏からの運賃を掛けても安く、
現地人は絶対に食べないほどの汚染物質と同等の毒肉なのだ。

今でも外食産業のメニューで見かけるが、
それ以上にブラジル産が輸入されている理由は
産地表示の義務のない
ハンバーグ、ソーセージ、ハム、肉ダンゴ、肉饅、
カップ麺のスープや具材、レトルト食品などなどの加工食品で使われているからだ。
日本には、ブラジル人も絶対に食べないブラジル産であふれている。




〜〜転載おしまい〜〜



この書き手は、著名な医師らしいので、
この記事を目にしたことのあるかたも多かろうと思う。
著名であるということは影響力も少なからずあると思うし、
実際にこの投稿へのコメント欄は
「ゆるせません。シェアします」とか
「驚きました。シェアさせてください」とかであふれていた。

たまに反論のコメントもあったが、
それに対しての反論も多く、こころのざわつく内容ばかりだった。
ブラジル在住の友人・Sがこの投稿へ反論していたが、
Sの丁寧な論に対しての投稿者からの回答はなかった。



17年前の出来事をどこからか持ち出してきて、
その後どうなったん、と放り投げるあたり、
いい加減な情報提示者であることがうかがえる。

オレは友人・Sに倣ってこの記事に異議したく、
ポルトガル語に堪能な娘をつかって調査してみたのだが、
17年も前のことやポルトガル語での情報の出所など不明点が多く、
この投稿への直接の異議は断念した。


しかし。
自分の身近にある一般ブラジルのこと、
オレのまわりのブラジル人の生活の在り方は解るので、
不安を抱いている日本のかたに向けて、
というより、
ブラジル産鶏肉は毒だ関係のニュースに不安を感じているかたにむけて、
2点だけ申しておく。



まず、その1。


オレの身近のブラジル人で、
ブラジル産の鶏肉を食べない人は
皆無だ。



オレの認識では、
アメリカはブラジル産の鶏肉をやり玉にあげとるが、
実はアメリカの本当の目的は、
言うことをきかないブラジルを面白く思っておらず牽制するためだった、と思う。
ブラジルの悪評を広めるために
「ブラジルの鶏肉はブラジル人も食べない毒肉だ」と
ブラジル鶏肉を輸入してる国々に伝聞し広めたともオレは想像しとる。



そして、もう1点。

「どうするよ?この大量の毒肉?オレたちだってよ。
 こんな毒肉を喰うくらいなら死んだほうがマシだぜ!
 よし!日本に売ろう! 
 やつらは馬鹿だから絶対に買ってくれるぜ!」
 という部分に対して。


オレはブラジル在住8年だが、
ブラジル人のほとんどは親日家だと知っている。
日本移民が行儀よく心正しく
ブラジルで生きてきたことを評価してくれとるからだ。

そんなブラジル人たちが

「どうするよ?この大量の毒肉?
 オレたちだってよ。
 こんな毒肉を喰うくらいなら死んだほうがマシだぜ!
 よし!日本に売ろう! 
 やつらは馬鹿だから絶対に買ってくれるぜ!」


などの言葉を発するはずがない。
日本人をバカ呼ばわりするはずはない。





この2点は、オレの主観のみで述べていることを、
ふたたびここに申し添えておくうえで
かさねて申すが、



オレらはブラジル産の鶏肉を
毎日ニコニコうめぇうめぇといただいており、
日本人はいいやつだ、と初対面のときから
ブラジル人から好意的に受け入れられている。




DSC_0145 のコピー

DSC_0166 のコピー

写真は、
とり天定食とチキンカツ定食。
ふわふわでとても美味い!




人の数だけ
いろんなものの見方や受け取り方があろうばってん、
扇情的な記事に、みごとに煽られて、
ブラジル人は日本人をバカにしとるぞ、などと
カッカしないでくれ。

なんでも冷静に自分で読んで判断する力を持たななぁ、と
このブログを書く動機になったFacebookの投稿に
見事にカッカした自分の心をのぞきこんで思った。

そう。
いちばんカッカしたのはオレなのだ、わっはっは。





(=ΦωΦ=)


関連記事

AD

category: たべもの・のみもの

thread: ブラジル - janre: 海外情報

tb: 0   cm: 2

コメント

Sより感謝の辞

うたちゃんもポルトガル語の情報で調べてくれてありがとう。
私も日本語でしか調べることができなかったから。
U先生の情報より、この方の方が英語の文献まで見て、
よく調べているし、説得力がありました。
http://www.zazaizumi.com/entry/2016/03/21/080200
調べた情報の中では一番納得できました。
アメリカへの輸入に関しては良く調べてあると思いました。

U先生は他の投稿見ても分かると思いますが、
結構過激な発言で政府批判もしてるから何度か
FBのアカウント停止なったりしています。
私は結構長いことこの先生の投稿をフォローしているのですが、
とても勉強になると思う時と、それ本当かな?
と思って別途調べるときがあります。
自分が確信をもててそうだろう、ということだけ
参考にしていつも読んでいるんですね。
例えば調味料の選び方などとても参考になります。
U先生は全ての薬、予防接種、抗がん剤は効かないと
しています。病気の原因は予防接種、放射能や食べ物の添加物、
砂糖にあり、根本的な部分を見直さなければ
対処療法をしても余計病気を悪化させるだけだという
いつも論じています。
それに関しては一理あるかな、と納得はしています。

いつもは読むだけでコメントはしたことなかったのですが、
ブラジル鶏肉に関してはあまりに事実と反しており、
初めてコメントしたんです。

U先生は人間不信だし、都合の悪そうなことは
返信しなさそうなことは分かっていたので、
回答は全く期待せずコメントしました。
いくら知識がある先生でも
ブラジルのことをそんなに知っている訳がないし、回答がなくても
ブラジルのことを少しでも知ってくれれば、という気持ちで。
そして下手なこと書いて、過激な回答が返ってきたら余計モヤモヤしそうだから笑
感情的にならないように、冷静に、かなり時間をかけて考えて書いたコメントでした。
ゆきえさんがそこに気が付いてくれたのも嬉しかったです。

それと投稿を読んでいる人が多い分、
ブラジルの間違った情報が日本人に伝わるのが
一番嫌だったので、読んでくれている人に伝われば
よいと思いました。

42人くらいの方がイイネを押してくれたので、
少なくともその方たちには伝わっているのかな
という手ごたえは感じています。

他のブラジル在住の方からコメントがあったり、
日本の無農薬農家の方から友達申請があったりと
ゆきえさんの他にもその投稿をみたブラジル在住の
友人がブラジルの肉って日本でそんなに悪く言われているの?
ととびっくりしてメッセージが来たりしました。
自分が思ってた以上に反響がありました。

ところで、ブラジルの野菜の農薬使用料は多いからといって
気にしているブラジル人と日本人が結構多いですが、
実は農薬の使用量が世界一の国はブラジルでもなく、
日本だと知っている日本人はどのくらいいるかなと思います。

ブラジルにも日本にも抗生物質を使っている肉も
あればそうでない肉も売っているわけで。
どこの国の食べ物が悪い、と決めつけるのではなく
どこの国にいてもいいもの、悪いものがあるので
身体に良いものをできるだけ選択できるように
正しい情報かどうか見極める知識と真実の追及が
必要になってきますね。

業界の裏側はどこまでが嘘でどこまでが真実なのか。。。
ネットで情報がありあすぎて、真実を突き止めようと
すればするほど、私も何が真実
なのか分からなくなってしまうときがあります。

そういうときは占いと同じで自分に都合のいいことは
信じて、悪いことは信じないように今のところはしています笑

今離乳食作ってるんで、以前よりさらに添加物とか
調味料に気を使ってて!色々と食べ物に気を使っているのですが、
あんまりあれもだめだ、これもだめだとなると人生楽しくなくなる
気もしています。それに金銭的にも野菜をすべてオーガニック
とか絶対無理ですしね!

ブラジルと無縁な日本人からして、ブラジルのイメージって
本当にステレオタイプが多いと思います。
ただでさえ、サッカー、アマゾン、サンバのイメージしか
ないのに、ブラジル人はブラジルの鶏肉を食べないとか
間違ったイメージが広まってほしくない。

ゆきえさん、言いたいことも、コメントしたときの気持ちも
見事にくみ取って理解してくれて、本当にその通りです。
ゆきえさんが同じ気持ちでいてくれたことが嬉しい。
本当にありがとう💛

私がコメントで反論書いて、
ゆきえさんがブログで反論書いてくれたところで、
カッカした気持ちは二人で分け合ってすっきりしたということにしましょう!

ブラジルに住んで、ブラジル大好きな人にしか
発信できない情報、ブログの意義をゆきえさんの
記事を読んで改めて感じました。


URL | summereyes #-
2017/06/29 12:22 | edit

Sちゃんへ

佳き記事のリンクを教えてくれてありがとう!
数字をみて、おおいに納得できたよ。
真偽を自分で納得できるよう調べてみよう、と考える人がいることもうれしく感じた。
ほんと、ブラジルでは輸入肉といえば牛くらいしか見かけんもんね、
ブラジル産以外の鶏肉を探すほうがたいへんだ。
summereyesちゃんのDr.U氏へのコメントをFacebookで見たとき、
コメント内容の平静な賢明さに感動したよ。
オレは彼のコメントに、バーーッと血が沸騰したので
summereyesちゃんの援護射撃だ! とドッカンドッカン異論を撃とうと思ったんやけど、
真偽のいかんだけでなく、何年何月何日なんじなんぷんなんじゅうびょう的な
しょうもないやりとりで消耗したくない、っちゅうヘタレな感情も発生したし、
彼をフォローしているわけでなし、と冷静に戻って、やめた。
でも、おなじくらいブラジルに暮らしていてブログ仲間でいて
(大世帯のアメーバブログじゃなくFCっちゅうマイナーさも親近感がますます!)
リアル友であるsummereyesちゃんがきちんと論を組んでいたので、
そのコメントを何度も読んでイイネと反応しているかたの多さにも
溜飲が下がってスッキリした。
皮肉ったり優位に立とうとして意地悪な言語で攻撃したりせず、
まっすぐなsummereyesちゃんをますます敬ったよ。
そんな貴女と友人であることが、とても誇らしくうれしい!
これからもよろしくね。

URL | 金℠玉ゆきゑ #-
2017/07/01 04:31 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://bumbumyukie.blog.fc2.com/tb.php/1633-8e48b76c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)